バス釣り用リールのおすすめランキング20選。種類別に順位を発表
リールベイトリール釣り
リールのイメージ
釣りのなかでも多彩なルアーを駆使するバス釣り。そのために用意するタックルもさまざまで、特にリールはアングラーが求める用途に合わせて使い分けるのがポイントです。

そこで今回は、「バス釣り用リール」のおすすめモデルをピックアップ。スピニングリール・ベイトリール・スピンキャストリールに項目を分け、それぞれランキング形式でご紹介します。購入や買い替えを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次
バス釣り用リールの選び方
バス釣り用リールのおすすめランキング|スピニングリール
バス釣り用リールのおすすめランキング|ベイトリール
バス釣り用リールのおすすめランキング|スピンキャストリール
バス釣り用リールの選び方
リールの種類で選ぶ
扱いやすい「スピニングリール」



スピニングリールとは、ロッドに対して下に付けるタイプのリール。ベールの開閉でラインコントロールする構造で、ベールが開いているとラインが放出され、ベールが閉じているとラインローラーを経由してスプールに糸が巻かれていくのが特徴です。

ライントラブルが少なく、バス釣りビギナーでも扱いやすいのがポイント。小型のワームやルアーを使った釣りに適しています。

巻き上げる力と手返しのよさが魅力の「ベイトリール」



ベイトリールとは、ロッドに対して上に付けるタイプのリール。巻き上げる力が強いこと、ラインの放出がクラッチのオンオフでできること、それにより手返しよくキャストできることなどが特徴です。

バス釣りでは、遠投はもちろん、ショートレンジでのキャストも重要。ピッチングやフリッピング、スキッピングなどのテクニカルなキャストもでき、さまざまなカバーやストラクチャーを攻めることが可能です。

ただし、スプールの回転に対してラインの放出量が追いつかず、糸が絡んでしまう「バックラッシュ」が起きる場合があります。回転しているスプールに対して親指を軽く当ててラインの放出を抑える「サミング」により回避可能です。バス釣り初心者の方にとっては慣れが必要となるので、留意しましょう。

一部のアングラーからその優位性が見直されている「スピンキャストリール」



スピンキャストリールとは、ベイトリールとスピニングリールの特徴をあわせ持ったリールのことです。スプールがカバーで覆われていることから「クローズドフェイスリール」と呼ばれることもあります。

タイプは上向きと下向きのふたつ。上向きはベイトリールのような見た目でクラッチが備わっており、下向きはスピニングリールにレバーが付いたような仕様で、いずれもラインの放出をアングラー側でコントロールできるのが特徴です。

ベイトリールのようにスプールを回転させる必要がないため、軽量なルアーが投げやすく、バックラッシュなどのライントラブルが起きにくいのもポイント。また、スピニングリールのようにベールを返す必要がないので、手返しよくキャストできるのも魅力です。

番手で選ぶ



番手とはリールの大きさを表す言葉。価格帯によって性能に違いはありますが、スピニングリール・ベイトリール・スピンキャストリールで表記統一されていないので、その点は留意しておきましょう。

バス釣りにおけるスピニングリールはナイロン・フロロの4lb、PEの0.8号が100m以上巻ける2500番が主流。より繊細さを求める場合は2000番、太めのラインやより遠投したい場合は3000番がおすすめです。

ベイトリールは、型番数字が大きいほうが基本的にサイズは大きめ。バス釣りのベイトリールは12〜16lbのラインを巻き、やや重量のあるルアーをキャストするのが基本です。ただし、より軽量なルアーやライトリグを細いラインで操作する場合には「ベイトフィネスリール」を使用する場合もあります。

また、スピンキャストリールもベイトリールと同様、型番数字が大きいほうがサイズは大きめ。サイズの大小は見た目で判断できるので、番手は参考程度にしましょう。

ギア比で選ぶ



ギア比とは、ハンドル1回転あたりの糸巻き量を比率で表したもの。高いモノがハイギア、低いモノがローギア、その中間がノーマルギアとなりますが、スピニングリール・ベイトリール・スピンキャストリールで基準となる値は異なるので、基本的には製品の型番表記から判断しましょう。

ギア比によって使い勝手が大きく異なります。ハイギアはハンドル1回転あたりの糸巻き量が多いので、ライン回収が早くできるほか、フッキングからランディングまでの魚の取り込みをスムーズに行うことが可能。また、ルアーの動きやボトムの地形変化が把握しやすく、感度に優れているのもポイントです。

一方、ローギアはハンドル1回転あたりの糸巻き量が少ないので、よりスローに巻けるのがメリット。ただ、感度はやや鈍いため、ショートバイトに気が付きにくいほか、ルアーアクションが手元にしっかりと伝わらないなどの懸念もあります。抵抗の大きいルアーを巻き続ける際には疲れにくいので、その点は覚えておきましょう。
バス釣り用リールのおすすめランキング|ベイトリール
第1位 シマノ(SHIMANO) 20 メタニウム XG

同社ベイトリールにおけるロングセラーモデル。マグネシウム一体成型のコアソリッドボディを採用しているほか、立ち上がりと伸びのよい「マグナムライトスプール3」を搭載しており、快適にキャストできるのが特徴です。

本製品のギア比は8.1のエクストラハイギア仕様。自重は175gで、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは86cm、ラインキャパはナイロン12lbで100m巻きです。1日中快適に使える満足度の高いベイトリールを求めている方はぜひチェックしておきましょう。


第2位 ダイワ(Daiwa) スティーズ SV TW 1012SV-XH

同社ベイトリールのハイエンドモデル。クラッチのオンオフによってTシェイプのレベルワインドが変形する「ターンアラウンドスタイル」によって、気持ちよくキャストできるのが特徴です。

本製品はマグネット式ブレーキシステムのSVコンセプトを採用しており、軽量リグから重量級のルアーまでカバーできるのがポイント。ギア比は8.1:1のエクストラハイギア仕様で、自重は160gと軽量に仕上がっているのも魅力です。


第3位 ダイワ(Daiwa) スティーズ CT SV TW 700XHL

バーサタイルモデルのSVに、コンパクト&タフのCTがミックスされたベイトリール。シリーズとしては複数アイテムがラインナップされていますが、いずれも自重150g、ハンドルの長さ80mmと、軽量かつ手に収まるサイズ感にまとまっているのが特徴です。

素材にはG1ジュラルミンを採用しており、強度も十分。ラインキャパはナイロン12lbで70m、14lbで60mとベイトフィネス機とも遜色ない適性を備えているのも魅力です。

本製品はギア比8.1:1のエクストラハイギア仕様。広大なエリアをファストムービングルアーでサーチしたり、カバーをピンで撃っていったりと、あらゆるシーンで満足度の高いパフォーマンスができるおすすめの1台です。


第4位 シマノ(SHIMANO) 18 バンタム MGL XG

往年のベイトリールとして知られる「バンタム」の名を継承したモデル。レベルワインドプロテクターとサイドプレート、メインフレームをアルミ一体で成型した「コアソリッドボディ」を採用しており、耐久性に優れているのが特徴です。

本製品はギア比8.1:1のエクストラハイギア仕様。ラインナップとしては7.1:1のハイギア、6.2:1のノーマルギアのほか、5.5:1のパワーギアと呼ばれるローギアタイプも揃えています。単品買いはもちろん、ギア比別に買い揃えたいと考えている方にもおすすめです。


第5位 シマノ(SHIMANO) 19 アンタレス HG

同社ハイエンドクラスのベイトリール。本製品は19年モデルで、以前のモデルよりもボディ形状がコンパクトになっているのが特徴です。

また、快適なキャストを可能にする「マグナムライトスプール3」を搭載しているのもポイント。「サイレントチューン」と「S3Dスプール」により回転時の振動を徹底的に排除し、気持ちよくルアーを飛ばせます。

さらに、マイクロモジュールギアを採用しており、心地よい巻き感が持続するのも魅力。本製品のギア比は7.4:1のハイギアモデルですが、ラインナップには6.2:1のノーマルギアも用意されています。


第6位 ダイワ(Daiwa) スティーズ AIR TW 500XXH

満足度の高いベイトフィネスリールを求めている方におすすめのモデル。スピニングリールで扱うような軽量ルアーをベイトリールで手返しよくキャストできるのが特徴です。

ラインナップとしてはギア比6.8と9.1の2種類を用意。スモールプラグをゆっくり巻きたいときは前者を、ノーシンカーやネコリグなどのライトリグで誘いたい際は後者を選ぶのがおすすめです。

スプールは28mm径と小口径かつ肉抜きした「AIRスプール」を採用しており、ラインキャパはナイロン6〜8lbで45m。自重は135gと軽量に仕上がっているので、しつこく攻めたい際にもスムーズに操作できます。タフコンディションや魚がスレているハイプレッシャーのフィールドで威力を発揮するので、ぜひ試してみてください。


第7位 シマノ(SHIMANO) カルカッタコンクエスト DC 100HG

同社を代表する丸型ベイトリール。本製品はDCブレーキ「I-DC5」を採用しており、強風下で空気抵抗の大きいルアーを投げる際もしっかりとキャストできるのが特徴です。

また、スプールに快適なキャストができるマグナムライトスプールを採用しているのもポイント。高剛性の冷間鍛造ボディに組み込まれたマイクロモジュールギアによって、巻き心地が滑らかなのも魅力です。

番手としては100番で、ギア比は6.8:1のハイギアモデル。糸巻き量はナイロンライン12lbで100mです。なお、ラインナップにはひと回り大きい200番、さらにギア比の低いモデルも揃っているので、気になる方はあわせてチェックしておきましょう。


第8位 アブガルシア(Abu Garcia) LX992Z

長年国内のバス釣り業界を牽引する今江克隆氏が監修したベイトリール。デフォルトの浅溝スプールとは別にスペアのミドルスプールも付属。前者であれば8lbラインを100m巻けるベイトフィネスリールとして、後者であれば12lbラインを100m巻けるベイトリールとして使えるのが特徴です。

ギア比は8:1と高く、ハンドル1回転あたりの糸巻きの長さは83cm。自重は160gと軽いものの、高剛性アルミフレームを採用しており、耐久性に配慮しているのも魅力です。

また、本製品はマグネットブレーキ対応ですが、より幅広いルアーを扱える「ゼロブレーキシステム」もポイント。ダイヤル調節のみと容易なので、軽量リグのピッチングからハードベイトのフルキャストまでカバーできます。興味がある方はぜひ試してみてください。


バス釣り用リールのおすすめランキング|スピンキャストリール
第1位 トライアングル(TRY-ANGLE) TU-01v

ハイエンドクラスのスピンキャストリール。開発には日本の老舗リールメーカー「五十鈴工業」が携わっており、初心者向けと思われていた同ジャンルのアイテムを精巧に仕上げているのが特徴です。

ギア比は5.8:1でスピンキャストリールとしては高く、ハンドル1回転が80cm以上となるのもポイント。ラインキャパはナイロン4lbで100m、6lbで70mが目安です。

自重は280gで、「浅溝Vスプール」を搭載。なお、同シリーズの「TU-01vtc」になるとさらに耐摩耗・耐傷・耐錆に配慮した「トライコート」が採用され、淡水・海水を問わず使える仕様となります。バス釣りにおいてはPEラインを駆使したパワーフィネスで最近注目されているアイテムなので、専用タックルを揃えたい方はぜひ候補として検討してみてください。


第2位 ゼブコ(ZEBCO) オメガ・プロ ZO3PRO

コンパクトにまとまっているおすすめのスピンキャストリール。本製品は「ベイトタイプ」で、シルバーのダブルハンドルのほか、ブラックのシングルハンドルも付属しているのが特徴です。

ギア比は3.4:1で、ラインキャパは約3.5号の10lbで78m。なお、同シリーズにはひと回り小さい「ZO2PRO」も用意されています。

また、本製品はブラックカラーのPROモデルですが、オリジナルモデルのシルバーカラー「ZO3」「ZO2」もラインナップ。スペックの違いが気になる方はぜひ確認しておきましょう。


第3位 ダイワ(Daiwa) スピンキャスト 80

ビギナーや子供でも扱いやすいスピンキャストリール。軽いルアーでも容易にキャストできるので、気軽にバス釣りを楽しみたい初心者の方におすすめです。

ラインナップとしてはベイトタイプ・アンダースピンタイプのふたつを用意。どちらもギア比は4.3:1で、自重は250g、既存で6lb・95mのナイロンラインが巻かれています。親子でバス釣りにトライしてみたい方はぜひチェックしてみてください。


第4位 アブガルシア(Abu Garcia) アブマチック170

老舗のリールメーカー「アブガルシア」のスピンキャストリール。右巻き専用のベイトタイプで、オーソドックスな仕様となっているのが特徴です。

ギア比は3.9:1で、自重は354g。なお、既存でバス釣りのルアーメーカー「バークレイ」のナイロンライン「トライリーンXL 」の約4号100が巻かれており、パッケージから取り出してすぐに使えるのも魅力です。


バス釣りにおいてリール選びは重要。初心者の方はスピニングリールから入るのが王道ですが、バス釣りの醍醐味を堪能できるベイトリールを扱えるようになるとバス釣りの世界観がより広がります。また、製品は年々進化しているので、しばらくバス釣りから遠ざかっていた方もぜひこの機会に再びトライしてみてください。