RSI

トレード始めたけどRSIって何?

って思った事がある人いると思うんですが、

というあなたのために、分かりやすくまとめましたので

ぜひトレードに取り入れてみてください


1.RSIとは


RSIとは、テクニカルチャートのひとつで、「Relative Strength Index」の頭文字をとった略語です。日本語に訳すと「相対力指数」になります。要するに、買われすぎか、売られすぎかを判断するための指標として利用されています。
RSIは、過去一定期間の上げ幅(前日比)の合計を、同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計を足した数字で割って、100を掛けたものです。いくら値上がり、値下がりしたかはRSIでは判断できません。数値は0~100で表され、一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。
SI(相対力指数)は、オシレーター系のテクニカル指標の代表格で、人気ある指標の一つです。パラボリック・DMI・ピボットなど数多くのテクニカル指標を生み出したミスターテクニカル分析とも言えるJ.W.ワイルダー(米国)が考案し、現在の相場の相対的な強弱(又は過熱感)を表す指標です。特徴としてボックス相場が続いているときの的中率は高いものの、上下に強いトレンドが出ると、売買シグナルが出ていたとしても、トレンドの勢いが止まらずに、結局ダマシに終わることがあります。



2.RSIの計算


① RS=(n日間の終値の上昇幅の平均)÷(n日間の終値の下落幅の平均)
② RSI= 100 - (100 ÷ (RS+1))

ポイント
n(パラメータ値)は考案者であるJ.W.ワイルダー氏が最適とする“14”(日足)と設定する場合が多いです。
他パラメータ値としては、日足では9日、22日、42日、52日。週足では9週、13週です。
※期間設定は、もっとも効果がでると判断できるものを使えばそれが正解になりますので、既成概念にとらわれる必要はありません。

3.RSIの使い方


1.RSIのもっとも簡単な利用法
RSIを使った判断で最も単純な方法は、70~80を買われ過ぎ、20~30を売られ過ぎの基準として、相場の行き過ぎから反転が近いと予想する方法です。
つまり、RSIが70~80を超えてきたところで逆張りの売り、30~20を割り込んできたところで逆張りの買いと判断します。

しかし、この使い方の弱点として、RSIは元々値動きの強さを数値化する指標であるため、大きなトレンドに発展する値動きでの初動ではトレンドの発生から初期段階でRSIが急激に反応し、買われすぎ、売られ過ぎの水準に留まり続ける現象が起こります。

このような場合は、RSIを逆張りのシグナルとして売買をしても、相場はなかなか反転せず、ポジションが踏み上げられてしまうことになるので注意が必要です。

2.ダイバージェンス
相場の値動きが新高値や新安値を付けたにもかかわらず、RSIの方はその前後に高値や安値を更新できなかった場合、相場転換の可能性を示唆するRSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)として注目されます。

ある程度値段が動いたことによってポジションの手仕舞いのための反対売買が増えたり、相場の天底が近いと予想して逆張りの新規売買が増大することによる値幅拡大が引き起こす現象で、トレンドの大転換のシグナルとなることがあります。

3.リバーサルシグナル
RSIの分析方法には、相場の反転を予想して逆張りでの売買に利用する手法がよく知られていますが、トレンドの継続を示唆するシグナルとしてRSIのリバーサルシグナルがあります。
リバーサルシグナルは、隠れたダイバージェンス(Hidden Divergence)と呼ばれることもある様に、ダイバージェンス同様、値動きとRSIの逆行現象に注目します。

リバーサルシグナルは、前述の通りトレンドの継続を示唆してくれるシグナルです。
上昇トレンドを例にすると、上昇トレンドの途中で値動きは押し目を形成したものの、価格はトレンドの中での安値を更新せず、RSIの方だけがトレンド中の安値を更新。 下降トレンドでは、反対に、価格の高値とRSIの高値を比較してリバーサルを確認します。

もちろん、どの様なテクニカル分析にもダマシが発生しますが、RSIのリバーサルシグナルはトレンド途中の押し目の判断に有効な分析手法として知られています。

計算式


RSIの見方は?
RSIは短期から中期的なタイミングをとらえるのに広く使われ、次の点において効果的です。

短期的には14日を使うことが多く、75%以上は買われすぎ、30%以下は売られすぎとみます。
14日線は8ヶ月~10ヶ月の上昇サイクルの押し目に有効で30%以下は買いになります。
上昇サイクルでは14日線が80%過ぎると、目先反落が近づいています。
株価が出来高を伴って上昇を続ける場合80%を過ぎても、株価の上昇は続くケースがあります。
株価が上昇中に42日・52日線が70%以上になると、目先高値に近づいています。
42日・52日線が70%以下から下降すると、株価はしばらく調整に向かいます。

RSIの注意点
RSIは逆張り用のテクニカル指標として最も有効な指標の1つですが、比較的うまく機能するのは保ちあい、あるいは穏やかなトレンド相場だけです。
非常に強力なトレンドにおいては、買われすぎに見える局面で売ってもその後さらに相場は上昇、売られ過ぎに見える局面で買ってもその後さらに相場は下落することがあります。

RSI上級編: ダイバージェンス法則とは
高値圏、安値圏で、株価が以前の高値(安値)水準よりも上昇(下降)しているにもかかわらず、RSIの水準は以前の高値(安値)をつけた時の水準よりも下(上)に位置している現象のことです。

RSIが底を打つ時(時点Bとする)、その水準が前回つけたRSIの底(時点Aとする)の水準よりも高いにもかかわらず、時点Bの株価が時点Aの株価よりも安ければその後大きく反発する可能性が高いとされます。

また、RSIが天井をつける時(時点Dとする)、その水準が前回つけたRSIの天井(時点Cとする)の水準よりも低いにもかかわらず、時点Dの株価が時点Cの株価よりも高ければその後大きく反落する可能性が高いとされます。


RSIの利点はピークとボトムを捉えやすい
RCIは、株価の方向に対して比較的、忠実に動く傾向がありますが、欠点として株価が一方向に動き続けてしまうと、高値圏や安値圏で横ばい状態に張り付いてしまうことがあります。
これはその他の多くのオシレーター系指標でも起こってしまう現象なのですが、RSIに関しては比較的起こりにくいというのが利点です。

RSIは計算上、100%や0%になりにくいという性質あり、他のオシレーター指標よりも、株価が過熱しすぎた場合のピークやボトムが捉えやすいという特徴があります。
そのため、株価が一方向に大きく上昇し続けたり、または急激に下げ続けた場合の判断はRSIがお勧めです。