窓用エアコンのおすすめ11選。メリット・デメリットも解説
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自分で手軽に設置できる「窓用エアコン」。工事不要で届いた日から使用でき、本体価格も安いモデルが多く発売されています。冷暖房兼用のモデルもあり、通年使いたい方にもおすすめです。

この記事ではおすすめの窓用エアコンをピックアップ。窓用エアコンの選び方や、窓用エアコンならではのメリットやデメリットもご紹介しています。初めて窓用エアコンを選ぶ方も、参考にしてみてください。

目次
窓用エアコンとは?
窓用エアコンのメリット・デメリット
窓用エアコンの選び方
窓用エアコンにかかる電気代は?
窓用エアコンのおすすめモデル
窓用エアコンとは?



窓用エアコンとは、窓の一部にはめ込む形で設置するエアコンです。ウインドエアコンとも呼ばれ、壁に設置するエアコンよりも比較的安いモデルが多数。狭い空間を冷やすのに適しており、手軽に使えます。

また、窓用エアコンは、室外機とエアコン本体が一体型になっているため、ベランダのない2階の部屋にも設置可能。壁に穴を空ける必要がなく、配管工事なども不要なので、手元に届いた日から取り付けて、使用できます。

窓用エアコンのメリット・デメリット
メリット

窓用エアコンは、壁掛けエアコンよりも安いのがメリットです。自分で設置できるため、工事の手間や費用も不要。設置にかかるコストを安く済ませられます。

また、壁に穴を空けたり配管を設置したりする必要がないため、窓さえあれば賃貸住宅でも設置可能。室外機がいらないため、ベランダのない場所にも設置できます。

デメリット




窓用エアコンの多くは、冷房の場合最大7〜8畳、暖房の場合は最大5〜6畳に対応しています。リビングなどの広い部屋は冷やしきれないので、寝室や子供部屋などの比較的小さな空間におすすめです。

また、窓用エアコンを設置した際は、窓の鍵が開けっぱなしになります。そのため、防犯や虫に対する対策を忘れないようにしましょう。窓用補助錠や窓パッキン、隙間テープなどで対策するのがおすすめです。

さらに、窓用エアコンは一定のパワーで動き続けるため、一般的なエアコンよりも電気代が高い傾向にあります。電気代を抑えたい場合は、部屋の温度に合わせて手動でパワーを調節しましょう。

窓用エアコンの選び方
取り付けられるサイズは必ずチェックしよう




窓用エアコンには、モデルごとに取り付け可能な窓のサイズが異なっているので、事前に確認しておきましょう。また、冷房用と暖房用で設置に必要なスペースは異なり、既存の窓用エアコンを買い替える場合も、注目ポイントです。

窓のサイズを測る際は、エアコンの横幅と取り付け可能な窓の高さに注目。とくに背の高い窓には対応していないことが多いので、別売りの延長取付枠を使うのがおすすめです。

また、機種によっては窓の片側のみしか設置できません。厚みもあるので、事前に家具の配置や部屋の間取りを確認しておきましょう。

冷房専用か冷暖房兼用かチェック




窓用エアコンには、冷房専用と冷暖房兼用のモデルがあります。冷房専用モデルを選ぶ場合は、適応畳数や電気代に注目して選ぶのがおすすめ。長期間使用しないとカビや雑菌が繁殖しやすくなるため、メンテナンスの簡単なモノだと便利です。

また、冷暖房兼用のモデルを使う場合は、冷房専用のモノよりも適応畳数が狭くなります。設置する部屋の広さも考慮して選びましょう。冷房や暖房以外に、除湿機能や送風機能が付いたモデルなら、通年使用できます。

適応畳数をチェック

適応畳数とは、窓用エアコンが効果的に使用できる広さのことです。適応畳数に合わせて選ぶことで、窓用エアコンの能力を十分に引き出し、快適に過ごせます。

ただ、窓用エアコンの適応畳数は、建物が鉄筋造か木造かによって異なるので注意しましょう。例えば「6〜9畳」のように書かれていた場合、「木造の場合は6畳、鉄筋造の場合は9畳まで対応できる」と示しています。

また、窓用エアコンの適応畳数は、住む地域の電源周波数によっても異なります。東日本は50Hz、西日本は60Hzを採用。西日本の方が0.5〜1畳程度適応畳数が大きく、より効率的な運転が可能です。

騒音が気になるなら静かなモデルを選ぼう

窓用エアコンは室外機と一体型になっているため、壁掛けタイプのエアコンよりも運転音が大きい傾向にあります。寝室などに設置する場合は、静音モデルを選ぶのがおすすめです。

なお、一般的な騒音レベルは40dBで、図書館や静かな住宅地と同程度の音量。50dBでエアコンの室外機と同程度、60dBで掃除機や洗濯機と同程度の音量です。

静音性重視の方は、目安として50dB以下の製品を選ぶのがおすすめ。音に敏感な方の場合は、風量を抑えたり、ベッドから少し離して設置したりすると、より快適に過ごせます。

窓用エアコンにかかる電気代は?

窓用エアコンの電気代は、6畳の部屋で1日8時間使用した場合、1ヶ月でおおまかに2,000〜4,000円程度かかります。一方、同条件で壁掛けエアコンの場合は、1,000円程度。倍以上の差が出るので、電気代を抑えたい方は壁掛けエアコンを選びましょう。

ただ、窓用エアコンは初期費用を抑えられるので、使用頻度が少ない場合や手軽に設置したい場合に便利です。使用頻度が高い場合は、消費電力の少ないモデルを選ぶのがおすすめです。

窓用エアコンのおすすめモデル
コロナ(CORONA) ウインドエアコン CW-1820

レンホースが不要なノンドレン設計の冷房専用窓用エアコンです。ドレン水も除菌されると謳っているので、清潔に使えます。運転停止後は内部乾燥モードに移行し、エアコン内部を乾燥。防カビフィルターも付いており、長期間清潔に使いたい方にもおすすめです。

また、12時間のタイマー設定もできるので、外出前などにも便利。消し忘れを予防できます。リモコンが付属しているので、離れた場所からでも手軽に温度設定や電源のオンオフを操作可能です。

「おやすみ自動運転」もあり、就寝前の使用にも便利。低振動設計で、不要な振動を抑えるので、寝室への設置にもおすすめです。アルミ製の標準窓枠が付属するため、手軽に取り付けられます。



コロナ(CORONA) ウインドエアコン CW-F1820

冷房専用の窓用エアコンです。「10年交換不要脱臭フィルター」を搭載しているのが特徴。長期にわたりフィルター交換をしなくてもニオイの発生を抑えられます。

内部乾燥モードがあるので、湿気の多い季節も活躍。停止後にエアコン内部を乾燥させるので、空気を清潔に保てます。また、エアコン底部に溜まったドレン水を除菌する機能を搭載しているのもポイントです。

液晶リモコンも付属しており、遠くからの設定も簡単。リモコンは窓用エアコン本体へ収納できます。東日本の場合は4.5〜7畳、西日本の場合は5〜8畳までの部屋に対応しており、一人暮らしの方などにもおすすめです。



コロナ(CORONA) ウインドエアコン CWH-A1820

冷暖房兼用の窓用エアコンです。1年を通して使用したい方におすすめ。ドレン水が発生するオートドレンタイプなので、屋外への排出が必要です。アルミ製標準窓枠が付属するので、窓枠に合わせて設置できます。

また、換気機能も搭載しているため、窓用エアコンを設置した後も手軽に換気が可能。窓の少ない部屋や、小さな窓に設置する場合でも、効率的に部屋の空気を循環します。

東日本では冷房の場合4.5~7畳、暖房の場合4~5畳に対応。西日本では、冷房の場合5~8畳、暖房の場合5~6畳で使用できます。「おやすみ自動運転」や12時間のタイマー設定もできるので、寝室での使用にもおすすめです。



コイズミ(KOIZUMI) ルームエアコン 冷房除湿専用 KAW-1902

「快眠タイマー」を搭載した窓用エアコンです。設定温度に達すると、自動で運転停止。2.5℃以上室温が上昇すると、再度自動で運転を再開し、7時間後には自動で運転を停止します。快適な室温で就寝できるので、とくに寝室やワンルームなどにおすすめです。

タイマー設定にも対応しており、12時間後まで1時間単位で設定できます。外出時など、窓用エアコンの消し忘れ予防にも便利。また、液晶リモコンが付属し、手軽に操作できます。窓用エアコンには液晶リモコン用の収納ボックスが付属しており、オフシーズンもコンパクトに収納可能です。

さらに、軽く錆びにくいアルミ取付枠が付属。さまざまな窓の高さに合わせて簡単に取り付けられます。簡易鍵も付属し、窓用エアコンを取り付けた後も窓を施錠可能。防犯性が気になる方にもおすすめの製品です。



コイズミ(KOIZUMI) ルームエアコン 冷房除湿専用 KAW-1901

「洗える熱交換器」を採用した窓用エアコンです。市販のエアコン洗浄スプレーを使って熱交換器の洗浄が可能。熱交換器を掃除しておくことで、より効率的に部屋を冷やせるのでおすすめです。

また、マイナスイオンも搭載。冷風にマイナスイオンを乗せて送ることで、部屋の消臭効果などが期待できます。部屋のニオイが気になる方にもおすすめです。

「快眠タイマー」を搭載しているため、寝室やワンルームなどへの設置にも便利。設定温度になるよう自動で運転をコントロールするので、長時間運転させても電気代を抑えられます。7時間後には自動で停止し、消し忘れ予防にも便利です。

取付枠が付属し、購入後はすぐに設置可能。高さ70〜140cmまでの窓に対応しています。別売りで、専用の延長取付枠もあるので、ベランダなど背の高い窓にも取り付け可能です。簡易鍵も付属しています。



コイズミ(KOIZUMI) ルームエアコン 冷房除湿専用 KAW-1602

寝室やワンルームにおすすめの窓用エアコンです。「快眠タイマー」を搭載。設定温度になるよう自動で運転をコントロールし、7時間後には自動で切れるので、一晩中快適に過ごせます。電気代を節約したい方にもおすすめです。

また、リモコンが付属するため、離れたところからの操作も簡単。リモコンで12時間のタイマー設定もでき、外出前などの使用にも便利です。強冷・弱冷・除湿・送風の4モードがあり、部屋の状況に合わせて選べます。

また、前面パネルは取り外し可能。オフシーズン中にホコリが溜まった場合も、手軽に水洗いできます。取付枠や簡易鍵も付属。簡単に設置でき、届いた日から使いたい方におすすめです。



トヨトミ(TOYOTOMI) 人感センサー付モデル TIW-AS180K

人感センサーを搭載した窓用エアコンです。人の有無を感知して自動で運転をコントロール。人の動きがなくなってから50分経つと自動で運転を停止するので、切り忘れが予防でき、電気代を抑えられます。

また、窓用エアコンが停止したときの音を抑える「停止音低減制御」機能を搭載し、寝室などでも便利です。コンパクト設計で圧迫感が抑えられているため、ワンルームなどでも快適に使えます。

高さ76〜140cmまでの窓に対応しており、窓の左右どちらにも対応。家具の配置などに合わせて設置可能です。センターに吹き出し口があるので、カーテンの開閉の邪魔になりにくく、部屋全体を効率的に冷やせます。

また、内部乾燥モードもあり、カビの発生を予防可能。窓用エアコンの内部に溜まったドレン水も除菌できるとされており、清潔に使えます。



トヨトミ(TOYOTOMI) スタンダードモデル TIW-A180K

シンプルな機能を備えた、使い勝手のよい窓用エアコンです。本体中央に吹き出し口を設置しているため、より効率よく部屋全体に冷風を送ることが可能。窓の左右どちらにも設置できるので、部屋のレイアウトに合わせて設置できます。

36.1×27.5×74.2cmとコンパクトサイズなので、窓が小さい場合にもおすすめ。より窓を大きく開閉できます。取付枠が付属し、届いた日に設置可能。別売りでテラス戸用の取付枠もあり、大きな窓にもおすすめです。



トヨトミ(TOYOTOMI) スタンダードモデル TIW-A160K

静音性に優れた窓用エアコンです。運転音は39dB。日常生活に望ましい範囲の音量で運転するため、集合住宅などに住む方にもおすすめです。停止音も静かなので、夜中でも気兼ねなく使えます。

また、中央に吹き出し口があるので、部屋中にムラなく送風可能。左右対応で、部屋のレイアウトに合わせて設置できます。模様替えや引越しなどで取り付け方向が変わった場合も便利です。

東日本の場合は4〜6畳、西日本の場合は4.5〜7畳に対応。ワンルームや寝室などでも使用できます。パワフル運転モードもあり、来客があったときなど、よりしっかり冷房したいときにも便利です。



ハイアール(Haier) 窓用 ルームエアコン JA-16U

手ごろな価格で、簡単に使える窓用エアコンです。窓の高さ77.7~141cmまで設置できます。別売りの取付枠を使用すれば、約2mまでの背の高い窓にも設置可能です。

また、マイナスイオンも吹き出すとされているのもポイント。フロントパネルは取り外しでき、手軽にメンテナンスできます。8時間経つと自動で電源が切れる「おやすみ運転機能」も搭載しており、寝室などでも便利。1〜12時間で1時間ごとにタイマー設定もできます。

「液晶リモコン」が付属し、手軽に操作可能。消し忘れを防ぎ、電気代を抑えたい方にもおすすめです。



ハイアール(Haier) 窓用 ルームエアコン JA-18U

マイナスイオンに対応した窓用エアコンです。比較的安価なモデルですが、4.5~8畳まで対応しており、ワンルームなどでも便利に使えます。

12時間までのタイマー設定もでき、外出前や就寝時の消し忘れも防げます。リモコンが付属しているので、ベッドやソファの上からでも操作可能。使い勝手がよく、初めて窓用エアコンを使う方にもおすすめです。



窓用エアコンは自分で簡単に取り付けでき、届いた日から使えるのが魅力です。工事も不要なので、設置にかかる手間を省きたい方にもおすすめ。窓用の補助錠を使えば、就寝中も安全に使用できます。ただ、取り付ける窓の高さによっては、別売りの取付枠を購入する必要があるので、予算に余裕を持っておくのがおすすめです。