フロッグロッドのおすすめ21選。長尺からショートレングスまでご紹介
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釣りのイメージ
数あるバスロッドのなかでも専用モデルがラインナップされている「フロッグロッド」。基本的にフロッグの釣りはカバーで使うことになるので硬いジグロッドでも十分ですが、その一方で魚にルアーをしっかりと見せることも重要となるので、キャストのしやすさも注目すべきポイントとなります。

そこで今回は、フロッグロッドのおすすめモデルをご紹介。長尺はもちろん、短めのロッドもピックアップしたので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

目次
フロッグロッドとは?
フロッグロッドの選び方
フロッグロッドのおすすめ
フロッグロッドとは?



フロッグロッドとは、トップウォータールアーの「フロッグ」を使うためのロッド。バスロッドのなかの1ジャンルとして認知されており、専用のロッドも数多くラインナップされています。

「フロッグ」は「蛙」という意味ですが、ルアーを使うシーンとしては蛙を捕食している場合に限らず、カバー全般のこと。ボディは中空、素材は柔らかいゴム、フックは上向きを採用することで、障害物回避能力が高く、ほかのルアーではアプローチしにくい場所でも積極的に攻められます。

使用シーンは、マッディーウォーターならアシやガマなどのストラクチャーや、ヒシモやリリーパッドなどのフローティングカバー。リザーバーであればオーバーハング下のシェードが狙い目です。

ロッドのテイストとしては、前者であればより長く、硬いアイテムが有利。後者であればよりロッド操作が重視されるので、若干短めがおすすめです。

フロッグロッドの選び方
長さをチェック

フロッグロッドの長さは7ft(フィート)前半を中心に、長いモノでは8ftクラス、短いモデルでは6ft台がラインナップされています。

遠投性やカバー越しでのやり取りが多ければ長尺のほうが有利。ある程度の距離を取ってテクニカルなキャストをしたい場合は短い竿のほうが適しています。カバーに潜む大物を獲りたい方は、ロッド全体で魚のパワーを受け止められるロングロッドを、サイドキャストやスキッピングなどを多用する場合は、硬さのあるショートロッドを選ぶのがおすすめです。

硬さをチェック



フロッグロッドの硬さはヘビーパワーがメイン。ロッドの長さとのバランスもありますが、ブランクス全体でリフトすることになるので、より硬さを求める際は長さも必要になります。

なお、ロッドは硬ければ硬いほどキャストは難しくなるので、その点は注意が必要。ビッグベイトのような重たいルアーであればしっかりとロッドが曲がり、ルアーウエイトに負けない反発力で飛ばせます。しかし、フロッグはサイズ的にもウエイト的にもビッグベイトほどではないので、ある程度コツが必要です。また、投げやすさはラインの太さにも関係してくるので、タックルを組む際は意識しておきましょう。

テーパーをチェック

フロッグロッドのテーパーはアイテムによってさまざまですが、先調子か胴調子かによって感度や操作性に違いが出てきます。

テーパーしてはレギュラーアクションを基準とすると、より先調子のファスト寄りになっていけばバイトからフッキングまでが素早く決まり、カバーに潜られる前に引き抜くことができます。

一方、よりレギュラーアクション寄りであれば、キャスタビリティに優れているほか、ロッド操作も容易。竿先が入りすぎないので、通常のリトリーブはもちろん、ショートピッチの連続アクションもスムーズに行えます。選ぶ際はキャストのしやすさ、フッキングの伝達、ルアーアクションの質などを考慮して判断するようにしましょう。

フロッグロッドのおすすめ
シマノ(SHIMANO) バンタム 172H-FR

豊富なラインナップが揃う「バンタム」シリーズのフロッグロッド。適合ラインはPEでMAX6号と、かなり太いラインまで巻けるのが魅力です。

レングスは7ft2inで、パワーはヘビー、テーパーはファストアクション。バッド部分は強靭さをもたせているものの、ティップはややクッション性をもたせたソフトな仕様となっており、掛けてから獲るまでの一連の動作がスムーズかつ安心してできるのが魅力です。ガチガチに硬いロッドではなく、やや粘りのあるロッドを求めている方はぜひチェックしておきましょう。


シマノ(SHIMANO) エクスプライド 172H-2

レングス・パワー・操作性・価格のトータルバランスに優れたおすすめのヘビーロッド。本製品は2ピースモデルで、国内遠征などの際に車載しやすいのが特徴です。

レングスは7ft2inのヘビーパワーで、テーパーはファストアクションを採用。繊細なティップを備えておりジグやテキサスリグを撃つのに適していますが、リーリングにおいても十分で、フロッグのほか、スイムジグなどの巻きモノにも使えます。汎用性の高い1本に仕上がっているので、コスパ重視の方におすすめです。


シマノ(SHIMANO) ゾディアス 172H

比較的控えめな価格帯が魅力のヘビーロッド。フロッグロッド専用とまではいえませんが、カバー周りで使いやすい1本に仕上がっています。

レングスは7ft2inで、テーパーはファストアクション。適合ウエイトは12~42gと1.5ozクラスまで対応しているので、フロッグのほか、大きめのスピナーベイトやマグナムクランク、ビッグベイトまで投げられます。初心者からステップアップして、より多くのルアーをキャストしたい方はぜひおさえておきましょう。


ノリーズ(Nories) ロードランナー ヴォイス LTT 630MH – Cover Texas Jig & Frog

日本のバス業界を牽引する田辺哲男氏がプロデュースした1本。フロッグロッドとしては6ft3inとやや短めですが、ショートピッチで的確に手返しよくキャストできるモデルです。

テキサスリグやラバージグでの操作も考慮されており、テーパーはジグロッド寄りのエクストラファストアクション。パワーはMH、適合ルアーウエイトは1/4~3/ozとなっています。

自重は170gとやや重ためですが、ロッドをしっかりと曲げてルアーの重みを感じながら、反発でキャストするのがポイント。手数で勝負したい際におすすめの1本です。


デプス(deps) サイドワインダー グレートパフォーマー HGC-70XS/GP ブッシュバイパー

ビッグバスを仕留めたい方におすすめのパワフルロッド。レングスは7ft、パワーはXH、テーパーはスローアクションとなっており、ロッド全体をしならせてカバーから引き剥がすことに長けています。

適合ラインはPEであれば50~100lbが目安。用途としてはシャローカバーのピッチングやフリッピングほか、スイムジグやスピナーベイトなどの巻きモノ系にも使えます。フロッグロッド専用ではありませんが、カバーゲーム全般で活躍するモデルです。

デプス(deps) サイドワインダー HGC-80XR/SE ドムドライバー スペシャルエディション

従来モデルからさらにタフな仕様となったおすすめの1本。同社のラインナップのなかでも長く硬いヘビーロッド「ドムドライバー」をスペシャルエディションとしてチューニングしたモデルで、トップガイドを除くガイドの固定を耐久性の高いダブルラッピングを採用しています。

ロッドのスペックとして変わらず、レングスは8ft、パワーはXH、テーパーはレギュラーアクション。フロッグロッドとしては遠投性能に長けており、遠くて掛けても強引なやり取りができます。


デプス(deps) ヒュージカスタム H3S-81RF

雷魚ロッドを思わせる太めのロッド。かなりの硬さとパワーを備えた1本で、モンスタークラスのバスはもちろん、海外の怪魚とも十分勝負できます。

レングスは8ft、テーパーはレギュラーファストアクション。ビッグベイトなどのヘビーオンスのルアーを楽々キャストすることができ、フロッグにおいてはかなりの遠投が可能です。生い茂るカバーからモンスタークラスを引き抜きたい方はぜひ検討してみてください。


デプス(deps) ヒュージカスタム H3S-76RF

取り回しを意識したレングスながら、大型クラスの魚も仕留められる1本。相手との距離を図りつつも、ピンスポットにルアーを送り込めるほどのアキュラシーがあり、何度もキャストを繰り返すフロッグゲームでも使いやすいモデルです。

ロッドの長さは7ft6inで、テーパーはレギュラーファストアクション。かなり硬くパワフルなブランクスを採用しており、ロッド全体で魚の引きを受け止められるのもポイントです。8ftほどの長さでは余りあると感じる方におすすすめの1本となっているので、気になる方はぜひチェックしておきましょう。


メガバス(Megabass) オロチカイザ F6-611K

汎用性の高いフロッグロッド。サブネームとしては「MAT BUCKER Type-L」となっていますが、パワーはF6のヘビーと十分で、マットカバーやリリーパッドでフロッグを使う際も対応できます。

レングスとしては6ft11inで、テーパーはミディアムファストアクション。レギュラーアクションよりはやや前寄りの曲がりで、若干ワーミングでの使用を意識した仕様となっているのもポイントです。

また、PEラインの使用を考慮し、ガイドは強度なダブルフットガイドを採用。耐久性が重視されるシャローゲームにおすすめの1本です。


メジャークラフト(Major Craft) BENKEI BIC-69FR

リーズナブルな価格帯のフロッグロッド。比較的安価ながら適合ルアーウエイト、適合ラインにおいて十分なスペックを要しており、安心してヘビーカバーで使えるのが特徴です。

レングスとしては6ft9inで、テーパーはレギュラーファストアクション。ある程度の長さと投げやすいロッドテイストに仕上がっているので、初心者でも扱いやすい1本です。


メジャークラフト(Major Craft) MS-X MXC-70FR

オーソドックスなフロッグロッド。レングスは7ft、テーパーはレギュラーアクションと同ジャンルのロッドとして過不足なく、適合ルアーウエイトも適合ラインもフロッグゲームに適しています。

キャスト性能もロッドの操作性もよく、ボード・オカッパリを問わず、対カバーゲーム全般に対応。比較的購入予算を抑えつつも、専用ロッドを揃えたい方におすすめです。


フロッグロッドはバスロッドの1ジャンルですが、使うルアーがフロッグであること、使うシチュエーションがヘビーカバーであることから雷魚ロッドと被ってきます。異なる点としては汎用性の高さ。バスフィッシングのほうがハード・ソフトを問わずさまざまなルアーを使い、キャストもオーバーヘッドキャストのほか、サイドキャスト、ピッチング、スキッピングなど多彩です。そうした違いはぜひおさえておきましょう。