ショアジギングロッドのおすすめ19選。青物釣りを楽しもう
ロッド釣りアウトドア
ロッドのイメージ
岸から遠投してブリなどの青物を狙う「ショアジギング」。各釣具メーカーから専用のタックルが開発されており、ロッドに関してもさまざまなモデルがラインナップされています。

そこで今回は、おすすめのショアジギングロッドをピックアップ。選び方についてもご紹介するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次
ショアジギングとは?
ショアジギングロッドの特徴
ショアジギングロッドの選び方
ショアジギングロッドのおすすめメーカー
ショアジギングロッドのおすすめモデル
ショアジギングとは?

ショアジギングとは「メタルジグ」と呼ばれる鉛やタングステンなどの金属製ルアーを使用し、船には乗らずにショア(陸)からブリやカンパチなどの青物を狙う釣りです。

おもな釣り場はサーフ(砂浜)や磯場、堤防など。釣り方としては、メタルジグをロングキャストしてリーリングを繰り返すのがメインです。

ショアジギングロッドの特徴



ショアジギングロッドは、耐久性と遠投性に優れているのが特徴。使用する際には、おもに大型の青物をターゲットとし、魚に負けないパワーも有しています。

ロッドの全長は3m前後と長め。釣り場としては、砂浜や磯場、堤防などです。ショアジギングで狙う青物は回遊魚が多いため、ピンスポットをショートピッチで撃っていくのではなく、遠投重視。ロッドの操作が軽快にでき、かつ魚のバラしにくさを兼ね備えたモデルがおすすめです。

ショアジギングロッドの選び方
長さをチェック



ショアジギングロッドの長さは、おもに9~11ft(2.7~3.3m)。長さがあるほどメタルジグを遠くまでキャストできますが、長過ぎると取り回しが難しくなるので注意が必要です。

一方、短いロッドは操作性に優れていますが、キャスト時にルアーがポイントまで届かないと釣りにならないため、極端に短いロッドは避けておきましょう。

硬さをチェック



ロッドにはさまざまな硬さが設定されており、おもに型番にアルファベットで表記。硬さにはL(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)、H(ヘビー)などがあり、ショアジギングではやわらかいロッドだとMLから、硬いロッドだとH、さらにHよりもワンランク上のXH(エクストラヘビー)までラインナップしています。

硬いロッドほどパワーがあるため、ショアジギングに向いていますが、使用するジグの重さも考慮して選ぶことが重要です。重たいジグはやわらかいロッドではキャストしにくく、逆に硬いロッドでは軽いジグを遠投するのが難しくなります。初めてショアジギングロッドの購入を検討している方は、中間の硬さのM、またはMHのロッドがおすすめです。

重量をチェック

ショアジギング用のロッドは本体の重量もポイント。1日中メタルジグをキャストし続けるため、あまりにも重たいロッドでは疲れてしまいます。なお、長いロッドほど重い傾向にあるので要注意。ただし、ハイエンドクラスのモデルのなかには良質のカーボンを採用したり、メーカーの卓越した技術を導入したりすることで、軽量化を図っているロッドもあります。

また、キャスト可能な適正ルアーウエイトをチェックするのも重要。とくに、初心者やショアジギングに慣れていない方は重たいジグを操作するのが難しいため、最初は30g前後の軽めのジグから投げるのがおすすめです。ロッドに適したジグ重量は「20~60g」や「MAX100g」などと表記されているので、しっかりと確認しておきましょう。

ガイドリングをチェック



ショアジギングロッドのガイドはフレームとリングで構成されています。とくにリングは、ラインが触れる部分で素材によって特性が異なるためチェックしておきましょう。多くのロッドで採用されているのがSiCリングです。強度に優れており、滑りもよく耐摩擦性が気になるPEラインの使用にも適しています。

SiCリングより軽量ながら強度も確保しているのが「トルザイトリング」。リングを薄く作れるため、ガイドブレームをワンランク小さく設計できます。ラインの保護性能もSiCより優れているものの、やや価格が高いのがデメリットです。

ショアジギングロッドのおすすめメーカー
シマノ(SHIMANO)



自転車部品で世界的な企業であるシマノでは、釣具も有名。さまざまな釣りジャンルの製品を手掛けていますが、ショアジギング専用タックルの開発にも注力しています。

ラインナップとしては、遠投性と操作性に優れた「コルトスナイパーシリーズ」やサーフジギングに適した「ネッサシリーズ」が候補。シマノの技術を駆使して開発されたロッドが揃っています。

ダイワ(Daiwa)



釣具業界大手のダイワ。さまざまな釣りジャンルの製品の開発をおこなっており、多くのアングラーから支持されています。

ショアジギングロッドにおいても、リーズナブルで初心者にも扱いやすい「ジグキャスター」や、本格的にショアジギングを楽しみたい方におすすめの「ショアスパルタン」など、幅広く製品を取り揃えているおすすめメーカーです。

ショアジギングロッドのおすすめモデル
メジャークラフト(Major Craft) ショアジギングロッドトリプルクロス TCX-1002H

ロッドのねじれを防ぐ「4軸カーボン」を採用したショアジギングロッド。カーボンテープで締め込んで補強するクロスフォース製法と相まって、トルクフルなパワーを発揮するおすすめのモデルです。SiCリング搭載のKシリーズガイドセッティングを採用し、摩擦抵抗によるライントラブルを軽減しています。

全長10ft、硬さHでブリやヒラマサ、カンパチなど大型青物とのやり取りで威力を発揮。適合ルアー重量60~100gと、80gほどのメタルジグをロングキャストで狙いたいシーンで活躍します。


メジャークラフト(Major Craft) ショアジギングロッド 3代目 クロステージ CRX-1002H

独自のカーボン強化製法「マイクロピッチクロスフォース」採用のショアジギングロッドです。ブランクの1~3層それぞれに縦・横方向から繊維を巻いて強度を安定化。さらに、外層をX状にダブルテーピングで締め上げて補強しており、ねじれを強力に抑制しています。

全長10ftで硬さHと、大型青物をターゲットにできるパワフルな仕様。適合ルアー重量60~100gで、80g前後のメタルジグをロングキャストするシーンで威力を発揮するおすすめのモデルです。


メジャークラフト(Major Craft) ファーストキャストショアジギング FCS-1002MH

気軽にソルトルアーフィッシングを楽しんでもらうために開発されたシリーズのショアジギングロッド。ロッド全体のバランスを考慮して設計されているなど、初心者のはじめての1本として適しています。

高密度・高感度なEVAグリップの採用により、軽快な操作性と握りやすさを実現。また、接合部がズレにくい「マットフィニッシュジョイント」を採用し、1ピースロッドのようにスムーズなベンドカーブを描きます。

硬さMHで、30~60gのジグやプラグで攻略したいシーンにおすすめ。パワーがあるため、カンパチやヒラマサなど大型青物の強烈なファイトに対応可能な1本です。


メジャークラフト(Major Craft) 2代目ソルパラ X スーパーライトショアジギング SPX-942SSJ

初代モデルをカーボン素材から見直してリニューアルした「ソルパラ」のショアジギングロッドです。グリップ形状やガイドセッティングに至るまで細かく見直し、キャスト性や操作性にこだわって開発。初心者や力に自信のない方でも扱いやすい仕様です。

小・中型青物をターゲットにするライトショアジギングにおすすめのモデル。全長9.4ftで、足場のよい堤防やサーフなど、魚を取り込みやすいポイントでの使用に適しています。


アブガルシア(Abu Garcia) ソルティーステージ KR-X SXJS-9102M40-KR

富士工業製「KRコンセプトガイド」搭載のショアジギングロッドです。小口径ガイド採用でカイド全体の重量を約50%軽量化。感度が向上しているほか、ラインのバタつきを抑えます。さらに、ロッドのパワーロスを抑えてフッキングパワーを向上させているなど、バランスに優れたおすすめのモデルです。

全長9.1ftで取り回しやすく、堤防から手軽に青物を狙いたいシーンで活躍。また、硬さMで30gほどの軽量ジグをキャストしやすいのもポイントです。


アブガルシア(Abu Garcia) ソルティスタイル スーパーライトショアジギング SSJC-892L-KR 1531405

ベイトリールをセットするタイプのショアジギングロッド。硬さLの柔らかめなパワー設定で、イナダやショゴなど、小型回遊魚狙いのライトショアジギングを楽しみたい方におすすめのモデルです。

全長8.9ft、重さ144gと扱いやすく、2~3gのマイクロジグから20gまでのメタルジグに対応。くわえて、プラグやジグヘッドリグなどさまざまなルアーに適応できるため、ソルトルアーフィッシング初心者用としてもおすすめです。

ねじれを防止してトルクを向上させる、独自のカーボン強化構造「Xカーボンテープラッピング」を採用しているのもポイント。不意の大物にも対応できるパワーを備えています。


アブガルシア(Abu Garcia) クロスフィールド XRFS-702L

ショアジギングロッドとしてはもちろん、海や川から釣り方にターゲットまであらゆるルアーフィッシングに使用できるモデル。コンパクトで軽量なため、初心者の方でも操作しやすいのが特徴です。

また、ロッドの表面は無塗装で仕上げられたアンサンドフィニッシュにより、バイトが伝わりやすくなるのもポイント。さらに、独自の「Xカーボンテープラッピング」も施されており、締めあげによってねじれを軽減してトルクの向上にもつながります。汎用性の高いモノを求めている方におすすめです。


天龍(Tenryu) パワーマスター PMH100H

大物にターゲットを絞って開発されたショアジギングロッドです。硬さHのレギュラーファストアクションで、遠投性と操作性を両立。とくに、80g程度のジグの使用に適しています。

チタンフレーム搭載のKガイドとRVガイドには、SiCリングより軽量で強度に優れた「トルザイトリング」を採用。全長3.05mのセミロングロッドで振り抜きやすく、足場の高い場所でロッドワークしやすいおすすめのモデルです。


パームス(PALMS) ショアガンエボルブ SFSGS-103M

バットセクションに高弾性マテリアルが採用され、感度に優れたショアジギングロッド。全長は約3.14mのロングサイズで遠投性に優れ、硬さはMと適度なパワーと操作のしやすさも備えたバランスのよさが特徴です。

砂浜・磯などからの投げ釣りで、高い波や向かい風にも負けずに飛距離のあるアプローチが可能。また、耐久性が高いSiCリングを搭載しており、摩擦抵抗によるライントラブルを軽減できるおすすめのモデルです。


ショアジギングは大型魚とのファイトを楽しめるスリリングな釣り。磯場やサーフで本格的に楽しむほか、防波堤で軽めのジグを使って小型青物や根魚を手軽に楽しむライトショアジギングも魅力です。解説した選び方を参考に、狙うターゲットや釣り場などに適した1本を見つけてみてください。